宇都宮市 LRT 視察 R7/10/10

第87回 全国都市問題会議に参加し、宇都宮市における LRTを基軸としたコンパクトなまちづくりを視察しました。宇都宮市では、人口減少・低密度な市街地の拡散といった社会課題に加え、公共交通の経営状況の悪化や構造的な交通渋滞の発生といった問題を抱えていました。そのような課題を解決するため、「ネットワーク型コンパクトシティ(NCC)」の形成を目指し、階層性のある公共交通ネットワークの構築を行うため、その一環としてLRTを整備することとなりました。LRTとは「Light Rail Transit(ライトレールトランジット)」の略称であり、各種交通との連携や低床式車両(LRV)の活用、軌道・停留場の改良による乗降の容易性などの面で優れた特徴がある次世代交通システムのことを指しています。LRTは、市の東西の基幹公共交通として整備されており、それを軸としてバス路線といった公共交通ネットワークを再編するというまちづくりの中心となっています。どの時間帯も多くの市民の方々が利用しており、公共交通ネットワークの再構築としてはお手本になる素晴らしい事例であると実感しました。愛称は「ライトライン」として親しまれています。また、LRT整備に加え、宇都宮駅東口は「宇都宮駅東口整備事業」を実施し、大きく生まれ変わっています。東口を土地区画整理事業により整備した後に、MICE誘致の拠点となる「ライトキューブ宇都宮」やホテルや商業施設を兼ね備えた「ウツノミヤテラス」、病院やホテルの新築などが続き、LRTだけではない宇都宮市のまちづくりを感じることができました(o^^o)

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