令和3年2月4日(木)、本市在住の若いお母さんから、お子様の人工内耳について切実な思いを伺いました。即日、障害福祉課と対策について協議しました。
人工内耳とは、補聴器では聴力改善が望めない高度の感音難聴者を対象とし、内耳の蝸牛に挿入された多極で直接聴神経に電気刺激をして音を伝える装置です。耳にかけたマイクから音を拾って、スピーチプロセッサという機器で音を電気信号に変え、内耳の電極に無線で送る仕組みになっています。
聴覚障がいとしての福祉制度の活用については、人工内耳は医療機器とする扱いのために補聴器のような補装具としての福祉サービスからは除外された状況となっています。
なんと、1台約100万円もするスピーチプロセッサは、不具合を起こした場合でも、部品もなく修理が困難にならない限り、保険適用にならないのです。
買い換えの費用と修理代も多額、また電池代といった維持費も年間約20万円かかり、その負担額はかなりのものとなります。
しかし、本市では現在、電池代といった維持費の助成をまだ実施していません。私は、行政に対して、他の自治体事例を研究し、助成の取り組みを検討することを要請しました。
障がいをお持ちの方が輝ける社会をつくるためにも、負担軽減のための助成制度の拡充にしっかりと取り組んで参ります(*^^*)。